第2話 〜再会の予感〜

「ほう、その手紙の送り主があんたの育て親と」

「ふぉうなんだ・・・んぐっ、ずいぶん前にどっか行っちまったんだけどな」

レイドは口に朝食を含みながら鼻をさすっていた
手紙の内容はこんなものだった


『我が弟レイド=ラークラムへ

 レイド、ひさしぶりだな。

   俺は今厄介なやつらに追われて人目のつかないところにいるんだ
 だが、この手紙で一番であり、唯一の弟子であるのおまえに俺のいる場所を教える
 ただしひとつ条件がある。必ず1人で来るんだ
 なにかいやな予感がする
 
 追伸 一緒に入れておいた卵は俺が偶然見つけたものだ
    何になるかは分からんが、おまえの好きにしろ
    じゃあ、待ってるからな!       ディン・ブラスト』


「ドルマス・・・?ま、いいか
 ゴウ、卵見といてくれよ」

「気をつけろ、何があるかわからん」

「大げさだなあ。すぐに帰るし、遅くても二日だ」

と、言いながらあっという間に旅のしたくをした

(言うこととやっていることが矛盾している・・・)

「食料、寝袋と着替え、それと・・・そうだ! 武器を忘れてた!」

そう叫ぶと部屋からハンドガンと
コンバットナイフを一本、持ってきて腰に付けた

「いざというときの為に作っておいた使いやすい味方なのだ
 というわけで行って来るぜ!」

そう言ってレイドは家を飛び出した

(・・・大丈夫か?)


いきなり走って出たレイドはあっという間に疲れていた

「今日は・・・やけに・・・日ざしが・・・強いな・・・」

今日は雲一つない快晴で、数メートル先にはもやが立っている
ディスフェンスの防壁から出たところは見渡す限り荒れ野原で、
あるものは見下ろすようにそびえ立つコンクリートの塊だけだ
この防壁はかつての大戦で使用されたもので、町にも名残が少々ある

「もうちょっと・・・だな・・・」

防壁の沿って歩いていって十分ほど行ったところに、
中くらいの岩山があった

「つ・・・着いた・・・」

そこにはちょうど三メートルほどの高さの洞窟があった

「地図どおりに行けばいいんだよな」

レイドはポケットに手を入れた
しかし、そこに入っていたはずの地図はなかった

「忘れただとッ!? どうする俺!」

大きな独り言が洞窟にこだまして戻ってきた

「落ち着け、迷ったら左手の壁伝いにいくんだ・・・!」

そう叫ぶとレイドは凄い勢いで洞窟に入っていった
そのレイドを陰から監視する人物がいた

「こんなんでいいんですかねぇ〜・・・・あつ〜」

「かまわん。どうせやつにはまともな装備が無いからな・・・!」


3話に続く