GOD BLADE

第一話 〜二人〜

これは、ある二人の少年の物語である


この二人の生まれた町は、
ユーラ国の中でも、小さいながらにぎわう港町、ディスフェンス
コンクリートのように白い石でできた建物が並ぶこの町では、
外見と裏腹に毎日市がたち、人々でにぎわっている
海に面していて、漁業が盛んであるが、
その反面、海とは逆の方角には果てしない砂漠が続いている
そんな町の隅に小さめの家がある(他の家がかなり大きいため、この家は普通くらい)
その屋上は、さわやかな風が吹き抜ける居心地のいい庭園となっている
そう、その家こそレイドとゴウの暮らす家なのだ

快晴の朝
ある家のラボ(自称)からはいびきが聞こえてくる

「ガー・・・フん? フガ・・ふああっ。やべ、寝ちまった」

レイドの頭は相変わらずさっぱりしない
少し長めのその髪は微妙にボサボサだ
しかし手入れをしていないにしてはきれいなのだ

レイドがようやく目を覚ましたとき、ベルがなった

「あいよ」

すぐに出ると、そこには誰もいなかった
眠気で重い頭を左右に回すが、やはり誰もいない
疑問に思いながらも扉を閉めようとしたとき、足元の一枚の手紙が目に入った
こんな時期に手紙とは珍しい
第一、この家に手紙が来ること自体が珍しい
・・・商業関係を除けばだが
恐る恐る封筒を開けて読んでみた

「・・・・・・」

読みながら戻ろうとしたとき、
ドアが閉まっていたことに気づかず、そのまま激突し、
情けない声を上げると、その場にしゃがみこんだ

「ったぁ〜・・・」

目が覚めていないことをこれほどまでに悔やんだことはなかった

「くぅ〜」

人気を感じ、涙目でふりかえるとゴウがあきれ顔でレイドを見ていた

ゴウの髪は腰にかかるぐらい長い
空色に近いその色は、体格さえ変えれば女性に見えてしまう

「相変わらずやることが間抜けだな・・・」

「だってよぉ・・・ててて・・・」

かなり強く打ちつけたようで、赤くなっている

「・・・」

ゴウの顔はますます呆れ顔になった

「これでお前の治療は何回目だろうか・・・
 手当て位してやる早く家に戻れ」

「ん〜」

この二人こそ、
いずれ、人を救うための要となる人物である


2話に続く